BORA WTO 45 調整とCULT化

ホイール 作業日報

こんばんは。

ボーラWTO45の調整とカルト化を行いました。


画像は作業後。

ベアリングを打ち替えるとセンターがズレる事があるので、まずはカルト化をしてからホイールの調整を行います。


こちらはバラしたリアのパーツです。


WTOのハブは、ハブ胴がかなりクビレていて


中が狭くなっています。
ベアリングリムーバーのタイプによってはハブ胴の狭くなった部分に干渉してしまい使用出来ない事がある様ですが、ウチの工具は前後とも問題無く使用できました。ヨカッタヨカッタ

カルト化についてはこちらの記事で詳しく書いていますので今回はサラッと流します。

で、C17以降のカンパ・フルクラムのハブをバラす際、通常は左側のエンドが外れるべきなのに、右側のエンドが外れてしまう事がありますが、その状態でやり方を誤るとアルミ製のスピンドルがブッ壊れますので注意が必要です。

こちらの個体もフロントの右エンドが外れてしまったので、作業が一手間増えました。

で、ホイールの調整に移りますが、踏み込んだ際にリアがシュータッチするとの事なので、右に0.7mm程ズレたセンターを合わせながら、スポークテンションを20kgf程張りました。

リアは調整が終わった辺りでDSの1本がネジ山の限界付近に達した様ですが、軽い横振れ程度ならまだ調整可能かと思われます。

フロントは調整する前から2本ネジ山の限界に達しているスポークがあったので、それに合わせて全体を調整しました。

フロントの全体としては恐らく5kgfくらい張れたと思います。

ホイールバランサーもご希望でしたが、シーラントが入っていた為、ご相談の結果次回タイヤ交換の際に行う事になりました。