CLX64 Disc 調整

ホイール 作業日報

こんばんは。

こちらは以前当店で調整したCLX64 Discですが、クリテリウムに初参戦された際にリアホイールのレスポンスに不満を感じたそうで、スポークテンションの増し締めをご希望との事でお預かりしました。


画像は作業後。

前回調整した際、既にやや硬めにしていた為もう殆ど張り代は残っていませんでしたが、それでもほんの気持ち程度は増し締めできました。

そもそもがクリテリウムに最適化できるホイールではないので、これ以上を求める場合は大手術でもうCLX64ではない状態にするしかありません。

それとは別に、スポークの軋み音でもお悩みだそうで、走行中に周りから心配されるレベルのギシギシ音を発しているそうです。

ROVALは何故か接触組を採用しているので、条件が重なるとスポーク同士の摩擦で軋み音が発生してしまう事があります。

これの対処としては、エアロスポークのエッジ同士が接触していると摩擦が大きくなるので、なるべく平たい面同士が合わさる様にスポークの角度を調整し、更にオイルを敷いて摩擦を低減させます。

手でスポークをニギニギした限りではかなり改善されましたが、完全には治まっていない様です。

こちらのお客様は、相当改善されたので取り敢えずはそれで大丈夫と仰ってくださったので、今回はこれで納品とさせて頂きました。

その後、別件の作業で再度ご来店頂いたのですが、軋み音の具合はどうなったかお聞きするのを忘れてしまいました。