チタンスポークの特性とモニター募集

ホイール 組み換え

こんばんは。

チタンスポーク走行テストの結果ですが、前回の記事に追記する予定だったけれど何となく別記事にする事にしました。

チタンスポークの特性に関しては、軽量でシナリが少なく非常に剛性感の高い乗り味になります。
アルミスポークであるレーシングゼロカーボンなどと同系統の感じです。

テストした方々の意見で共通しているのが、およそ40㎞/hくらいまではとても楽にスピードが乗り、ストップ&ゴーのレスポンスも非常に良いとの事です。

その先は脚質やペダリングのタイプで感触が大きく異なる様です。

ピンポイントでグンッグンッと踏み込んでゆくタイプのペダリングの方は、40㎞/hを維持するのにもずっと踏み続けなければならない、そこから更に速度を乗せるのがかなりシンドイ、硬過ぎてシナリが無いから常に脚を使い続けなければならないとの事です。
このタイプのペダリングはスプリンター系に多いです。

引き脚も含めて常に円運動を意識して全周でトルクを掛け続ける様なイメージのペダリングの方は、シナリが無く硬いホイールを好む傾向にあるので、このチタンスポークの硬さがとても好感触との事です。
このタイプのペダリングは軽量なクライマーに多いです。

比較として、当店のカーボンスポークモデルはとても軽量で巡行時は硬く剛性感があり、更に踏み込んでゆくとシナリが効いて伸びが良い、ピンポイントグングンタイプの方にはどんなステージにもマッチするととても好評ですが、シナリを嫌う全周トルク掛け続けタイプの方にはイマイチという。

対してチタンスポークは下から上まで常に硬い乗り味になるので、カーボンスポークとはペダリングタイプによって意見が逆転するワケです。

ただ、全て専用規格のカーボンスポークとは違い、チタンスポークは軽量高剛性なのに加え#14の汎用規格なので、#14スポークを採用している全てのホイールに使用可能です。

ピンポイントグングンタイプの方でも、ヒルクライムレースなどのシナリが欲しいという領域までは殆ど到達しない場合はチタンスポークはおススメ出来ます。

 

で、色んな設計のハブやスポーク本数やリムハイトなどでチタンスポークを試してみたいところですが、当店の資金力では中々厳しいので、完組ホイールのチタンスポーク化モニターを募集します。

現在お使いの完組ホイールをスポーク代金(1本900円)のみ工賃無料で組み換えを行います。

条件としては

  • #14ステンレススポーク採用の完組ホイールである事
  • 定期的に高強度のチーム練習やロングライド、山やレースなどで実走されている方
  • 元のスポークと比較して、どんな状況・条件でどう変化したか等の詳細なインプレを頂戴できる方
  • 乗り味がイマイチ合わなくても暫くは色んな所で実走テスト頂ける方
  • 複数のスポークテンション値をテストしたいので、月に1-2回程度インプレと調整でご来店可能な方
  • スポーク代金を前払い可能な方

流れとしては、
一度ホイールご持参でご来店

その場でスポーク長の測定・算出

スポーク代金をお支払い頂いて

チタンスポークを注文

一旦ホイールはお持ち帰り頂いて

スポーク到着(恐らく2-3ヵ月)

再度ご来店・組み換え

という感じになります。

チタンスポークがご自身に合うかどうかは不明ですが、確実な軽量化が可能です。
上記条件に適合し、チタンスポークに興味がある方は是非ご連絡ください。