SES4.5 スポーク交換

ホイール 作業日報

こんばんは。

ENVEとCX-Rayとクリスキングで組まれたリアホイールのスポークを交換しました。


画像は作業後。

こちらのホイールは5年間で3回DSのスポークが折れているそうなのですが、落車をしたワケでもなく毎回金属疲労的にニップルのすぐ下の所で折れるそうです。


こんな感じで。

購入後約2年程度で一度折れ、更に2年半程度経過した時にもう一度折れたので、金属疲労の可能性があるとの事でスポークを全交換されたそうです。

そして全交換してから更に半年程経った現在、また同様の折れ方をしたとの事でお持ち込み頂きました。

折れるのは毎回DSのニップルのすぐ下ら辺だそうで、CX-Rayが半年やそこらでバンバン折れる事自体がオカシイのですが、ハブに引っ掛ける首元が折れるならまだしも、毎回ニップル側で折れるというのは異常です。

原因は定かではありませんが、ENVEのリムは穴振りがないらしいので、それとインターナルニップルの組み合わせでスポークの角度がキツく、ニップル下で常に負荷が掛かっているのではないかと思われます。

首折れスポークだと綾を取る接触組みが基本ですが、クリスキングのフランジがちょっと分厚いのもスポーク角度がキツくなる要因になっている気がします。

今回は丁度使える長さのCX-Ray同等品の軽量スポークの在庫があったので取り敢えずそれで組みましたが、またすぐに折れる様でしたら次回はハブとスポークをストレートプルに交換してみる事をご提案させて頂きました。

ストレートプルにした所で改善されるかは定かではありませんが、DSを高比重スポークにして非接触組みすればスポークの角度が緩くなるのと、曲げ方向への耐久性が上がるので今の組み合わせよりもマシになるのではないかと思われます。