こんばんは。
ちょっと試したい事がありまして、ゾンダハブの在庫を使用してスプリンター向けARP-60TL G3を試作しました。
BORAやROVALなどのバネ感を好まれるスプリンター向けに、スポークがシナるポイントをボーラ等よりも高負荷になる様に組みました。
結線してスポークの動きをスポイルして硬くするのでは無く、あくまでマテリアルで硬くし、その先でキチンとスポークが撓る様にしたいワケです。
車やオートバイのサスペンションを圧側を効かせてゆく様なイメージです。
話が少し飛びますが、現在テスト中のカーボンスポークモデルは軽くて硬くてバネ感があるという特性の乗り味で、トップレベルのスプリンターの方からも「このホイールは速い」とのお言葉を賜る程でした。
しかし、そのトップレベルのスプリンターの方は以前使用していたコスカボアルチメイトのカーボンスポークは負荷に耐え切れず定期的に破断していたそうで、現在はボーラを使用されているそうです。
この方に掛かれば恐らくどのメーカーのカーボンスポークでもそのウチ破断するかと思います。
で、軽さを無視すれば通常のステンレススポークでも、カーボンスポークモデル並みの硬さとバネ感を再現出来るのではないかという事で、平坦用として試作に至りました。
重量は前後で1571gになりました。
リムが60mmハイトの25mm幅のチューブレスとしては激軽の1本480gというのも効いていますが、平坦用と割り切り、重量度外視でパーツ選定した割には、「ありゃ、こんなもんで済んだか」という印象です。