競輪用ホイール 調整

ホイール 作業日報

こんばんは。

競輪用のホイールを調整しました。


画像は作業後。

こちらのお客様は競輪選手なのですが、フレームを新調したら今まで使っていたフロントホイールの軟らかさが目立つようになったそうで、硬く調整する目的でお預かりしました。

元の状態は、フロントは横振れ±0.2mmでセンターが左へ1.2mmズレ、スポークテンションはバラつきが大きいですが平均で80kgfくらいでした。

リアは横振れ±0.2mmでセンターが右へ0.7mmズレ、スポークテンションはフロントよりも更にバラつきがありましたが平均的には100kgfくらいでした。

前後共にほぼ仕事をしていないスポークが数本ありましたが、スポークが36本もあるのでそれでもバランスを取れるというか誤魔化せてしまいます。


フロントはガッツリ硬くしたいとの事ですので、スポークテンション120kgfで結線しました。

リアは硬過ぎると脚にきそうという懸念はあるけれど、ちょっと試しに硬めに調整して欲しいとの事でしたので、取り敢えず結線は無しで110-120kgfくらいで調整しました。

#15のバテッドスポークにリム高12mm程とはいえ、スポーク36本で120kgfだとかなり硬くなります。

久々に星サイズのニップルレンチや丸スポークの共回り防止プライヤーの出番がありました。