FUJI TRANSONIC RDハンガー修正

作業日報

こんばんは。

フジ トランソニックのお預かりです。


画像は作業後。

アウターローの時にバックを踏むと、チェーンか1段落ちてしまう(トップ側に)との事です。
こちらの車輌は以前ウチで組んだモノで、FUJI Transonic Elite バラ完で触れたリアブレーキキャリパーがフレームの整流効果を狙った突起物に干渉するという事例がありましたが、こちらの車輌ではBR-R9110を使用しているのでギリギリ干渉していませんでした。

R9110とR8010は形状が少し異なるようです。

こちらの車輌は現在ARP-40TLのリム幅25mmに合わせた状態のキャリパーアームの開き具合でギリギリ干渉していないくらいなので、もう少し広いリム幅のホイールを履いた時は干渉しそうな感じです。

で、本題ですが、バックを踏んだ時にチェーンがキレイに回らず、引っ掛かったりチェーン落ちしたりする場合は大体プーリーケージがスプロケに対して真っ直ぐになっていない事が原因です。

要は

  • RDハンガーが曲がっている
  • プーリーケージが曲がっている
  • RD自体が破損もしくは変形している
  • もしくはその全て

取り敢えずRDを外してハンガー修正工具でチェックしたところ、ハンガーが曲がっている事が分かったのでそのまま修正し、RDを取り付け、バックを踏んでもキレイに回る様になりました。

コンポは前フレームから流用してこちらのフレームを組み、こちらのフレームになってからは落車等はしていないとの事でしたので、ハンガーではなくRDの方の破損かと疑っていたのですが、原因はハンガーでした。

恐らく輪行等の際に曲がってしまったのでは無いかと思われます。

衝撃が加わった時にハンガーが曲がる事でRD等のパーツにダメージが入るのを防いでいるワケなので、ハンガーはとても曲がり易く出来ています。

右側に倒れたら曲がる可能性はかなり高いですし、リアホイールを外した状態ではRDが飛び出している為どこかにぶつけてしまい易いので注意しましょう。