こんばんは。
今回はクオータ クーガーの点検整備を行いました。
こちらは以前私が組んだ車両で、仕事の都合で長い事乗る時間が確保できず放置されていたそうなのですが、最近になってようやく時間に余裕ができ、本格的に走り出す前に車両とホイールの点検整備をご依頼頂きました。
空気圧が掛かっていない状態で長期間放置されたホイールはスポークテンションが緩くなっていることがあるので、それを懸念してのご依頼だったのですが、ホイールの方は特に問題ありませんでした。
ブレーキとシフトのインナーワイヤーがステンレス製のを無理に使っていたところに長期間放置をしたので、かなり滑りが悪くなっていました。
クーガーのフロントブレーキはフロントフォークの後ろに付けるタイプのTRPエアロVブレーキなのですが、こいつに普通のSUSワイヤーを使うのは若干無理があります。
フロントブレーキはレバーを握るとワイヤーがつっかえて戻ってこない状態でしたが、持ち主の意向で今回はそのままにしておきました。
その後FDとRDの調整とRDハンガーの修正と、ヘッドのガタつき調整を行いました。
近いうちにワイヤー類をお持ち頂いて交換する予定です。
ヘッドパーツのベアリングなんかもインテグラルタイプだとバラシてみたら結構錆びていたりしますので、皆さんも冬眠されていた方はちゃんと点検整備を行ってから始動した方が良いかと思います。
自転車は走るとすぐに色々な所が汚れますが、乗らずにほったらかしていても色んな所が劣化してしまいます。