Dedacciai RAN R9150 バラ完

作業日報

こんばんは。

今回はデダチャイRANをR9150で組みました。


画像は作業後。

こちらのフレームは海外通販で購入されたそうですが、組む際に加工が必要な所がいくつかありまして中々苦労しました。

そしてRANのフレーム重量は公称790gですがこちらは実測995gありまして、一つ下のグレードのVERTIGINEのフレーム重量は公称980gですので、それよりも重いという何とも残念な感じです。
こちらのフレームはSサイズでコレなので、MやLサイズはもっと重いのか、もしくはただこのフレームがハズレなのかは不明です。

後述しますが他にも謎ポイントがいくつかあるので今後当店としてはちょっとデダチャイはオススメ出来ないメーカーとなりました。


お預かりした時点ではパーツが不足しておりまして、お客様の方で再度手配し後日またお持ち頂くということになり、取り敢えず今あるパーツのみで出来る所まで進めておきました。

不足部品はBB、FD取付バンド、プレッシャーアンカー、コラムスペーサー、ワイヤレスユニットです。

ハンドル高が決まらないとブレーキワイヤーなどの長さも決められないので、この時点で出来る事はDi2の仮止めとケーブルを通しておく事くらいです。

で、ブレーキキャリパーを取り付けようと思ったら、フォークのブレーキ取付穴の切削が浅くてBR-R9100のネジが届きませんでした。


ブレーキ取り付け穴を深く掘り進めました。

そして追加部品をお持ち頂くまで1週間程寝かせまして、ようやく続きに取り掛かりましたが、他にもシートチューブの内径が少し狭くてシートポストを入れるのに苦労したりだとか、グロメットを取り付ける部分のクリアランスが狭く、ピッチリハマり過ぎて外せない所があったりました。

しかもその外せないグロメットとは、よりによってリアブレーキの出口側という、桑田真澄だったらこの試練を有難がったかもしれませんが、私としてはシンプルにご勘弁願いたいトラブルです。

結局出口側のグロメットは外せなかったのですが、入り口側は何とか外れたので裏技を使ってワイヤーを通す事に成功しました。

バーテープは後日実走してブラケットを微調整してからご自身で巻かれるそうです。
ヒルクライム専用機としての導入だったそうなので、フレーム重量が公称値よりも大分重くて残念がられていましたが、仕上がりにはご満足頂けた様で何よりです。