推奨パーツ インナーワイヤー編

推奨パーツ

こんばんは。

今回はブレーキ・シフトのインナーワイヤーについてのお話とオススメ品をご紹介させて頂きます。
ブレーキワイヤーやシフトワイヤーですが、最近は空力(見た目も?)の観点からフレーム内部を通る内装タイプが主流となっていて、Madon9やVengeViASなどアウターワイヤーが一切露出しないという過激派もございます。

しかし内装化がエスカレートするにつれ、どんどんワイヤールーティングは無茶なアングルになってゆきます。

なので普通のステンレスワイヤーではフリクションが大きくなり過ぎて動きが悪くなったり、酷いとブレーキを握るとレバーが戻ってこないという様な事も往々にしてあります。

今では色々なメーカーがワイヤーの摩擦抵抗を減らす為にテフロンコーティングを施したモノを販売しています。

テフロンコートされたモノと、そうでないモノでは摩擦抵抗が全然違いますので、内装ワイヤーのフレームの場合、もはやテフロンコーティングは必須と言っても良いと思います。

しかしそのテフロンコーティングも万能ではありません。

使用に伴いテフロンが剥げてゆき、剥がれたテフロンカスがアウターワイヤーの中で詰まる事があり、そうなるとワイヤーの動きは途端に悪くなります。

そこで当店で推奨しているのがBBBのテフロンワイヤーです。

他社のテフロンは白っぽい茶色っぽいモノが普通ですが、BBBのテフロンは黒いコーティングでワイヤーへの定着力が高く金額もお手頃です。

もちろんBBBのモノも使用に伴いテフロンは剥げますが、「剥がれる」というより「削れる」という感じで、他社のモノと違いアウターワイヤー内で詰まるという事がありません。


地金が露出している部分がアウターと擦れていたところで、こうなっても通常のステンレスワイヤーと同じ状態になるだけなので、使おうと思えばまだまだ使用可能です。


他社のテフロンはケバケバになったり、コーティングがズルリと剥けて詰まるので突然ワイヤーの滑りが悪くなりますが、BBBのモノは寿命に向かう曲線が非常になだらかなのも評価のポイントです。

自転車のパーツは割と部品同士の組み合わせに相性や指向性があるモノ、単純に品質や設計に問題があるモノも存在するので、今後もちょくちょく当店で推奨しているパーツ等をご紹介してゆきたいと考えております。