こんばんは。
分かり辛くなって申し訳ないですが予めご了承ください。
そしてWH-900〇 C24 TUも不適合です。
チューブラーになるとリアがオプトバルでNDS 7H/DS 14Hの計21Hになってしまうからです。
細かい話をすれば本数だけの問題では無くて、このリムは左右の穴振りが完全に決まっているのでNDS 10H/DS 10Hでないといけません。
組み手からすると全然細かくは無いのですが。
これが首折れスポークで、ハブに引っ掛けるところがJっぽく曲がっています。
手組ホイールはこのタイプのスポークを使用するのが一般的で、完組ホイールでも古いモデルやエントリーグレードのモノなどで使われていることが多いです。
スポーク本数が少ない程スポーク1本あたりの仕事量が増えるので、首折れスポークですと曲がってるところにテコの原理で負荷が掛かり破断するリスクが高まってゆきますし、ここで汎用の手組パーツを使用するのは個人的な趣味で組むにはイマイチ面白味に欠けてしまいます。
因みにこういうエリンギの頭みたいなところが曲がっていないタイプのスポークをストレートプルといいます。
首折れ用とは違い、縦方向に穴が開いているタイプのハブに通して使います。
このストレートプルは完組のミドルグレード以上で採用される事が多いです。
首が折れていないので、軽量化や空力を良くしようとしてスポーク数を減らして1本あたりの仕事量が増えても、ピンポイントで負荷が掛かる部分がないので通常使用していてスポークが破断するというリスクが圧倒的に減ります。(落車して横から強い力が加わった場合などはまた別の話です。)
という事はストレートプルの方が全てにおいて優れているんですね!とも一概には言い切れないんです。
ストレートプルのハブはスポークパターン(組み方)が決まってしまっているんです。
どういう事かと言いますと、首折れの方は組み方を選べる(本数によって変わってくる)ので、西の重鎮の某研究所さんのヨンロク組であるとか、ハブ自体の設計に対してそういった組み方の工夫などが介入する余地があるのですが、ストレートプルにはその余地がかなり少なくなるので、完全にハブの設計に依存してただ組むだけになりガチです。
NDSとDSで比重の異なるスポークを使用したり、接触組み・非接触組み、結線などはできます。
なので設計がイマイチなハブを使うと仕上がりもソコソコ(というか特に突出したモノがない普通のミドルグレードの完組レベル)なモノになってしまいます。
ホイールのみの重量(クイック無しリムテープ無し)でF:729g/R928g、前後で1657gと、私の様にカーボンチューブラーばかり組んでいる者の感覚としては大分重量級なホイールに仕上がっています。
スポークをCX-RAYにすれば30gくらいダイエット出来ますが、焼け石に水という事で自分の普段使い用なので別にいいやという感じです。
因みにこのホイールは現在スポークを組み直して、在庫ホイールとして販売しています。
興味のある方はご検討頂けましたら幸いです。