BORA ONE 35 調整

ホイール 作業日報

こんばんは。

ボーラ35の調整でお預かりしました。


画像は作業後。

状態としては、フロントは横振れ0.5mmのセンター右へ0.3mmズレ、リアは横振れ0.6mmのセンター左へ0.1mmズレ、更にリアはフリーボディのロックナットやエンドキャップが指で軽く回せてしまう程緩んでいる状態でした。

前後とも縦振れは無しで(リアはC17特有のリム変形による縦振れはありますが)、スポークテンションは殆どバラつきも無く上限値付近まで増し締めされている状態で、特にリアはスポークの角度がトッ散らかっていました。

スポークテンションは出荷状態よりも張られているので調整歴があるのは明らかですが、エンドキャップやフリーのロックナットは完全に締め忘れかと思われます。

玉当たり調整はいい感じでしたが、回転は若干カサついた感じがありましたので、そろそろハブの洗浄・注油をされた方が良いかと思います。

手回しした感じではウェイトバランスもまぁまぁズレが大きい印象でした。

冬を越したら自己責任でTL化してみる予定だそうなので、TL化の際にバランス取りをされるのをおススメします。

お預かりした際に、可能ならもっと硬い乗り味にして欲しいとのご希望でしたが、スポークテンションは既に上限値付近だった為、更に硬くするにはもうスポークを組み換えるしかありません。

手段としては

  • DSを接触組みに組み直して結線
  • 重くなっても良いのなら低コストで組み換え可能な高比重ステンレススポーク
  • 軽くなる上に一番硬くなるけれどコスト爆上がりなチタンスポーク

という選択肢になります。